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2025/06/20 20:12
似たような服を着て、
似たような場所へ向かう。
だけどふと、
「このままでいいのかな」と思う朝がある。
選ぶ服は、誰かの目を気にしたものだったか。
それとも、自分の声に従ったものだったか。
“わたし”は大衆の中にいる。
だけど、すこしだけ、外に出てみたくなる。
それは反抗じゃない。
ただ、確かめてみたいだけだ。
今、自分が着ているこの服は、
ほんとうに「着たい」と思って選んだ服だろうか。
それとも、
「正しそう」だったから選んだ服だったろうか。
たった一着の服が、
静かに“わたし”を問いなおしてくる。
それは、とても小さな変化かもしれない。
でもそれで、明日が少し変わるなら、
それはきっと、十分すぎる一歩だ。