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2026/08/02 21:02

編集の連鎖

服は、つくった時点ですべてが決まるわけではない。どこに置かれ、どのように組み合わされ、誰の身体を通るのか。その過程で、一着の見え方は少しずつ変わっていく。今回の10YEARS CLOSET別注では、店が考える「...

2026/07/30 14:00

三次元の時間

今回のアトリエ解放で渡したカードには、「Eve of Destruction」と記した。けれど、その言葉に込めていたのは、終わることよりも、続いていく時間のことだった。何かが起きても、生活は止まらない。制作も、人と...

2026/07/10 21:35

均一化の外側で

いろいろなものが、早く、きれいに、同じように整っていく。写真も、文章も、ものの見え方も。画面の中では、違いまで滑らかに均されていく。それ自体を否定したいわけではない。ただ、服をつくっていると、その...

2026/07/01 20:19

服と身体のあいだ

衣服は、身体に合わせるものだ。誰が決めた。肩幅。身幅。袖丈。多くの衣服は、身体を基準に設計されている。REMAKEBYKは、その前提を少しだけ疑ってみる。身体に合わせるのではなく、服と身体のあいだに距離をつ...

2026/06/12 22:11

何を残すか

あらゆるものは時間とともに変化していく。人も、場所も、衣服も例外ではない。褪色した色。擦れた生地。歪んだ輪郭。多くは失われたものとして扱われる。けれど時間は、何かを奪うだけのものだろうか。均一だっ...

2026/06/02 16:09

1パーセントの違和感

人は自分が欲しいものをわかったつもりでいる。けれど実際は、知っているものを選んでいることが多い。見たことのあるもの。理解できるもの。安心できるもの。それらは必要だ。ただ、本当に記憶に残るものは少し...

2026/05/11 21:29

意味になる前

東京でPopupをして、空いた時間にハイファッションの店を見て回った。完成された服が並んでいた。空間も、服も、見せ方も洗練されていて、「良いもの」だということは理解できる。でも、なぜか身体が反応しなかっ...

2026/03/09 23:01

解体について

服を作るとき、「解体」という工程がある。それは、ただ壊すことではない。一度完成しているものを、もう一度、素材の状態に戻す行為だ。服は、本来いくつもの要素でできている。布。縫製。構造。シルエット。そ...

2026/02/06 23:45

距離について

日常の中で、気づかないうちに、いろんなものに近づきすぎていることがある。情報、役割、期待、速度。選ばされているのか、自分で選んでいるのか、その境目が曖昧になる瞬間。服をつくりながら、最近はそんな「...

2025/12/11 19:52

既製品の外側で起きること

既製品にはない感覚に、ふと心が動く瞬間があります。形として整う前の、わずかな“揺らぎ”。素材が過ごしてきた時間や、手の動きの余韻がそのまま息づく気配。REMAKEBYKが向き合っているのは、その揺らぎです。完...

2025/12/04 21:42

断片から始まった。

最初にあったのは“素材”だけだった。名を失い、時に削られ、ただ形だけが残った断片。そこに物語はなく、記憶だけが微かに残っていた。REMAKEBYK は、それらの断片をもう一度、現在の輪郭へと再配置する試みとし...

2025/10/27 20:49

服を“つくる”ということ

選ぶことが「自分を映す行為」なら、つくることは「世界と向き合う行為」かもしれない。そこには、生産や効率とは異なる、もっと静かで、曖昧な時間が流れている。解体し、縫い直し、また解体する。正解はなく、...

2025/10/23 22:53

服を“選ぶ”ということ

コロナが明け、人々は再び外へ出て、街を歩き、「明るい未来」を信じて服を買った。しばらくのあいだ、世界には確かに熱があった。けれど、その回転は想像以上に早く、数年が経った今、穏やかな疲れが漂いはじめ...

2025/10/05 22:22

完成しない人。

人は、完成しない。だから縫い続ける。断片をほどき、重ね、また縫い直す。優しさをうまく渡せなかった日も、正しさを、あとから思い出す夜も。その不完全さの中にこそ、生きるという運動がある。理想の中心を求...

2025/10/03 23:00

4畳半から世界へ

豪華絢爛を競った時代に、わずか四畳半の空間から新しい価値が生まれた。そこには装飾ではなく、削ぎ落とされた質素の中に光を見出す感性があった。黒い陶器、煤けた壁。粗野とされていたものが、美の象徴へと反...