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2026/02/06 23:45
日常の中で、
気づかないうちに、いろんなものに近づきすぎていることがある。
情報、役割、期待、速度。
選ばされているのか、自分で選んでいるのか、
その境目が曖昧になる瞬間。
服をつくりながら、
最近はそんな「距離」のことを考える時間が増えた。
強く主張する服ではなく、
何かを説明するための服でもない。
ただ、
少しだけ距離を取れる服。
着た瞬間に何かが変わるわけじゃない。
でも、
引き戻される前に、立ち止まれる余白が残る。
再構築という手法を使っているのも、
過去の素材を使っているのも、
本当は目的ではない。
過去の断片に触れながら、
今の輪郭を確かめるための行為に近い。
最近、自分の中で
「Eve of Distraction」という言葉が残っている。
何かに飲み込まれる、その直前。
まだ戻れる場所。
判断を委ねきる前の、静かな瞬間。
REMAKEBYKの服は、
その一瞬のためにあるのかもしれない。
選ぶためではなく、
距離を保つために。