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2026/03/09 23:01
服を作るとき、
「解体」という工程がある。
それは、ただ壊すことではない。
一度完成しているものを、
もう一度、素材の状態に戻す行為だ。
服は、本来いくつもの要素でできている。
布。
縫製。
構造。
シルエット。
それらが一つの形に固定されることで、
服は完成する。
解体は、
その固定された形を一度ほどく作業だ。
縫い目を外し、
構造をばらし、
輪郭を失わせる。
すると、
そこに残るのは
「素材」と「構造の痕跡」だけになる。
その状態から、
もう一度形を与える。
元の服を再現するのではなく、
新しい輪郭を与える。
REMAKEBYKにとって
解体は破壊ではない。
形を失わせることで、
別の形を可能にする工程だ。
服は完成すると、
一つの答えになる。
解体は、
その答えをもう一度
問いに戻す作業でもある。
REMAKEBYK は、
その問いから服を作っている。
解体とは、服をもう一度
“可能性の状態”に戻すことだ。